看護師の離職率比較

看護師離職率比較イメージ

 

このページでは、看護師の離職率についてスポットを当ててみました。他の産業との比較、短大、大卒との新卒者の比較を日本看護協会、厚生労働省、介護労働安定センターのデータをもとにまとめました。

 

常勤看護師と他産業の離職率比較

まずは、常勤看護師と一般労働者(女性・医療・福祉)、介護職員の離職率の比較を見てみましょう。

常勤看護職員と他産業の離職率比較

看護師離職率比較グラフ(対他産業)

【各職場の離職率概算】
(平成25年/離職率の高い順)

  • 一般労働者(女性)と介護職員は離職率:約15%超
  • 一般労働者(医療・福祉):約15%
  • 一般労働者(産業合計):約12%
  • 常勤看護職員:11%

 

上記の離職率データを見ると、常勤看護職員の離職率は平成21年〜平成25年の5年間は離職率約 11%と比較的安定している。一般労働者(女性)(医療・福祉)や介護職員と比べても常勤看護師のほうが離職率が低い。個人的な印象だと医療現場はハードで長時間労働が多いというイメージがあったが、意外と平均より離職率が低いことがこのデータから読み取れる。
出典:日本看護協会、厚生労働省、介護労働安定センター

病院イメージ

新卒看護師と新卒大卒・短大卒の離職率比較

続いて、新卒者(新規大卒・短大卒)と新卒簡素職員の離職率の比較をグラフで見てみましょう。

新卒者の離職率比較

看護師離職率比較グラフ(新卒者)

 

新卒者の離職率比較
(平成25年/離職率の高い順)

  • 新規短大卒:18.9%
  • 新規大学卒:12.8%
  • 新卒看護職員:7.5%

 

新規短大卒の離職率は特に高く、新規大卒の約 1.5倍、新卒看護職員の約 2.5倍あることがデータからわかる。
出典:厚生労働省データ

 

ナースイメージ

看護師の退職理由 (厚生労働省データ)

看護師の退職理由をグラフと表で見てみましょう。

看護師の退職理由

看護師退職理由グラフ

(※グラフをクリックすると拡大します)

順位

看護師の退職理由

割合(%)

1

出産・育児のため

22.1

2

その他

19.7

3

結婚のため

17.7

4

他施設への興味

15.1

5

人間関係がよくないから

12.5

6

超過勤務が多いため

10.5

7

通勤が困難なため

10.4

8

休暇がとれない・とりづらいため

10.3

9

夜勤の負担が大きいため

9.7

10

責任の重さ・医療事故への不安があるため

9.6

11

本人の健康問題のため

8.6

12

給与に不満があるため

8.0

13

家族の健康問題・介護のため

6.9

14

進学のため

6.3

15

キャリアアップの機会がないため

4.4

16

他分野(看護以外)への興味

4.1

17

教育体制が充実していないため

3.7

18

看護職員にむかなかったため

1.0

19

定年退職のため

0.4

※出典:厚生労働省医政局看護課データ(平成22年)

看護職員の退職理由 TOP3

  1. 出産・育児のため(22.1%)
  2. 結婚のため(17.7%)
  3. 他施設への興味(15.1%)

4位以下は、人間関係、通勤、超過勤務が多い、休暇がとれない等
※その他を除く

 

 

上記データは厚生労働省の平成22年の調査結果だが、現在(平成29年)でも電通問題等をきっかけに残業時間が特に問題視されるようになった。経済産業省は、毎月末の金曜日を「プレミアムフライデー」と称し、午後3時には仕事を終えるよう呼びかけ、消費促進&長時間労働の是正を推進している。

<看護師転職理由・離職率特集>看護師の離職率(都道府県別)

 

看護師の転職理由イメージ2

看護師の転職理由&離職率特集〜看護師の離職率を都道府県別と他産業と比較。転職する理由と転職しない理由。転職回数を当サイト編集部でまとめました。

 

 

>>看護師転職理由・離職率特集

 

 

 

 

 

【よく読まれているコンテンツ】

 

>>看護師離職率1位の都道府県

 

>>看護師の年収・給料・賞与・特集

 

>>看護師非公開求人の確認方法

 

>>マイナビ看護師 評判

 

>>レヴァウェル看護 評判

 

>>ナースではたらこ 評判人