訪問看護のページで、訪問看護ステーションについて少し触れました。ここでは、もう少し詳しく訪問看護ステーションの状況を各データ等をもとにチェックして行きたいと思います。
訪問看護ステーションから看護師等が利用者の各居宅を訪問し、下記の内容のように病気の症状および療養生活をチェックしてケア&アドバイスをします。
◎訪問看護ステーションのサービス内容
上記のように訪問看護とは訪問看護ステーションから、病気や障害を持った人が住み慣れた地域やご家庭で、その人らしく療養生活を送れるように、看護師等が利用者の各家庭を訪問し、看護ケア・サービスをし、療養生活をサポート支援するサービスです。
訪問看護ステーションからは次の職種の方が訪問することができます。
看護師、准看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
訪問看護の利用者数は約354,600人、訪問看護ステーション数は7,092ヶ所(平成26年4月審査分)と両方共、下記のグラフのように増加傾向にあります。
病院または診療所からの訪問看護(請求事業所数)は減少傾向にあります。
出典:厚生労働省省「介護給付費実態調査」(各月審査分)
※グラフ・表は当サイト編集部で新規作成しました。
訪問看護利用者の半数以上は、要介護3以上の中重度者である。
訪問看護ステーションに就業している看護職員は、33,649人で全看護職員の約2.2%ですが、今後、高齢化社会のニーズに合わせて増加傾向にあります。
グラフと数字を見てみると、小規模の事業所が多いのが分かりますね。
5人未満の事業所が約60%を占めている。(看護職員数3人以上5人未満が 48.2%+2.5 人以上3人未満の事業所が18.1%)
1事業所あたりの看護職員数は約4.3人。
出典:厚生労働省データ(平成24年介護サービス施設・事業所調査)
※グラフ・表は当サイト編集部で作成
訪問看護サービスの経営ってどこがやっているのか気になりますよね。ここでは、経営別にグラフと・表でみてみましょう。
訪問看護事業所の経営主体による構成比は、「医療法人」36.0%、「営利法人(会社)」32.6%、「社団・財団法人」12.0%、「社会福祉法人」8.1%。
この中で、5年前の数字と比較すると営利法人(会社)は特に増加傾向にあります。
出典:厚生労働省データ(平成24年介護サービス施設・事業所調査)
※グラフ・表は当サイト編集部で作成
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